7月 金曜サロン

アフガンの学校

 7月の金曜サロンのゲストは比留川征子さんでした。
写真家の長倉洋海さんとともに、アフガニスタンの山の学校を支援する活動をされています。
 2004年に会を立ち上げ、2014年まで10年間の支援を目標に活動しているそうです。学校を支援し、教育をすることが自立支援につながるのではないかと思ったけれど、当初考えたようには進んでいないとのこと。
 アフガニスタンというのはさまざまな部族が集まってできた国で、いわゆる部族社会であり、なかなかひとつにまとまれないというのも理由のひとつです。また、イスラム教の国であり、「なぜ?」がなく「すべて神様のおっしゃるとおり」という国民性も大きな要因となっているとか。
 毎日、2時間以上山道を歩いて通学してくる子どもたち(朝早く、山羊を放牧地まで連れて行って、それから歩いてくるのだとか・・・)、まだ教師も少ない中、授業が終わってからバイクで研修にむかう先生のお話を聞くと、国づくりの真っ最中なんだなあという手応えが伝わってきました。
 お持ちいただいたたくさんの写真には、キラキラ輝いた子どもたちの笑顔がいっぱいでした。
 アフガニスタンでは女性が外出時にはかぶる「グルカ」というかぶり物を皆で代わりばんこに体験、きれいなブルーの布でしたが、かぶると暑い!し、本当に前以外は足下もよく見えないし、これで外を歩くんだ〜とびっくり!「でも、中は何を着ていても見えないし、顔もわからないから美人も何も関係ないのよ」という言葉に大笑いをしたり、有意義なひとときでした。