おいしいと言われるのが励み

9月金曜サロン

 9月のサロンのゲストは、小平市内で農業をされている方でした。
 まず、お話は地這いキュウリのことから・・・今のキュウリは支柱を立てて栽培するが、地這いキュウリは名前のごとく地面を這わせ摘心しないでのばすのだとか。とてもおいしいキュウリが出来るのだそうです。(苗村さんはいただいたことがあるそうです)残念ながら今では作っていないとのことでした。
 畑では、モロヘイヤ、ピーマン、なす、里芋、京芋、枝豆、ワケギ、ヤーコン、ブロッコリー、キャベツ、大根、白菜、トウモロコシ、ジャガイモ、ゴーヤ、梨など年間を通して、たくさんの種類を栽培されています。中でもブロッコリーは中心の部分を収穫した後に出てくる脇芽がおいしくて、春先(3月)まで収穫し続けるのだとか・・・ぜひ、食べてみてくださいと言われました。
 現在ではほとんどが庭先販売で、お客さんに直接「おいしい」と言われることが作り続けていられる原動力にもなるのだとか。また、若い人が年配の人に食べ方を教わったりすることで、つながりが広がっていくのです(私もその一人ですが・・・と)。6月から8月が農家らしい生活をしている時期なのだそうです。
 全体の3分の1はEM菌にこだわった畑作りをしていて、団地の一部の落ち葉を分けてもらい堆肥にしているとのことでした。
 収穫物を動物にやられることも時々あるけれど、(小平にはハクビシンもいて、ご近所では目撃されたりしているそうです。たぬきに似ているけどしっぽとか顔が違うのだとか)猿やイノシシの被害に遭う地域に比べればね、とのことです。
 小平にはあちこちに庭先販売をしている農家も多く、よく利用するのですが、なかなかゆっくりとお話を聞く機会はありません。今回はご苦労話や、昔と現在の違い、生産者と消費者のコミュニケーションがとれていることが、生産の意欲にもつながることもよくわかり、都市における農業のあり方が見えてきました。
 今年初めて井戸を掘り、畑の水まきに利用しているとのこと、今度は井戸見学と畑のブロッコリーを分けていただきに行こうと思います。
 
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