阪神淡路大震災の教訓

 5月7日の金曜サロンは、羽毛田澄一さんからお話を伺いました。羽毛田さんは、西宮市で震災に遭いました。小平に来てから、そのときの教訓をあちらこちらで話しています。地震直後のことから避難所の問題、県外被災者となったときの課題、障がい者・子どもへの対応やこぼれ話まで、エピソードをまじえながら、実際に地震に遭遇したときのためにさまざまな教訓を教えていただきました。例えば、
・家具の前には寝ない
・すぐに外へ飛び出さない(余震で瓦が落ちてくることもある)
・避難所へ避難するときは決断を早く
・避難するとき、ブレーカーを切り、水道の蛇口を閉める
・県外に避難する場合は市役所や近所に話して行く(情報が来ないので)
といった具合です。また、いろんなところからパンフレットもたくさん出ていますが、その中で、ハローダイヤルのレッドページがおすすめとのことでした。一度ご覧になってみてください。
阪神淡路大震災から15年、この間世界のあちこちで大規模地震が起こりましたが、日本でも北海道や能登、新潟、東北などで大きな地震が起こっています。震災の教訓から改善されたことも多くありますが、どうしてもだんだん忘れて備えも「ま、いいか」になりがちです。「なんと言っても、近所の助け合いが大事」という言葉に、普段のコミュニケーションの大切さを再認識しました。