草木染めからはじまる物語

7月金曜サロン

 
 今回のゲストは草木染めに出会い、今では幼稚園や小学校でも講師として活動されている嵯峨苗穂子さんでした。
 実際に染めの実演を通して、色の変化や染めるときの匂いも体験して欲しいと、大きな鍋やボールを持ち込んでのサロンとなりました。草木染めは自然のもので染められ、普通は捨ててしまうもの(どんぐりのはかまや、桜の落ち葉とか)を利用してできること、小平には探せば材料はたくさんあること、染める過程で火を使うので、炎を見たり水に触れたりすることで心がほぐれていくのを感じるそうです。
 当日はアカソ(赤麻)という植物を使って染液を煮出しましたが、時間が経つにつれ、部屋の中に植物の香りが漂い、また輪ゴムでその場で絞りを入れた布を染めて、布に色が入っていくのを体験しました。
 時間がかかることなので、子どもが病気の時は染め日和と割り切って、親子でゆったりとした時間を過ごされるのだとか・・・絵本作家でもある嵯峨さんのおだやかな話し方に、皆もゆったりした気持ちになれた2時間でした。