今年こそは明るい年に

 昨年は3月に起きた東日本大震災という経験したことのない災害に心を痛めたり、原発事故による放射能の影響を心配したりの年でした。
 新しい年が明け、大きな被害があった三陸沿岸の被災地からも前を向いて前進しようというニュースも入ってくるようになりました。壊滅的な被害から新たに立ち上がろうという人々には、頭が下がりますし、心より応援したいと思います。マスコミではとかく復興にむけての明るい部分がクローズアップされがちですが、震災から10ヶ月が経とうとしている今でも大変な環境で生活している人も沢山います。その方たちへの想いを忘れずにつないでいくことが大切ではないでしょうか。
 また、事故直後は原発はもういらないという空気が大多数でしたが、時間の経過とともに、じわじわと原発再開への動きが作られているような気がします。今後のエネルギー政策のあり方、私たちの暮らしをどのようにしていくのか、今この機会に私たち自身が自らの問題としてしっかり考え話し合うことが必要です。生活者ネットワークが掲げてきた、参加と自治が今まさに問われる時代となっています。
 小平市内でも放射能の影響を心配される方々も多く、まずは現実を知ることが大切と考え、市民のみなさんとともに測定をしています。
 これからも身の回りの小さなこともおろそかにせず、ひとつひとつ解決していけるよう進んでいきたく思います。
 今年もよろしくお願いいたします。