新しい年を迎えて

新年あけましておめでとうございます。トップページ2016.1.1①

2017年がスタートしました。さまざまな思いを巡らせながら新しい年を迎えられていることと思います。
昨年はイギリスのEU離脱や、アメリカ大統領選でのトランプ氏の勝利など、世界を驚愕させた出来事が起きた1年でした。いったいこれから世界はどこに向っていくのか・・・不透明で予想もつかない状況です。
日本では、7月の参議院選挙で、自民・公明の与党が、改選議席の過半数を大きく超え、衆参ともに憲法改正案の発議に必要な3分の2の議席が確保されてしまいました。また昨年成立した安全保障関連法に基づきPKOに参加する陸上自衛隊部隊に、「駆けつけ警護」など新たな任務を与える行動命令が出され、すでに南スーダンに向けて自衛隊員を派遣、安全保障関連法は運用段階に突入しています。さらに沖縄の普天間基地返還をめぐっての辺野古裁判での高裁の判決結果や高江のヘリパット問題など、沖縄の自治を踏みにじる状況は許しがたく、平和や民主主義から遠のくばかりの1年でした。他にも原発回帰への動き、TPP協定ならびに関連法、そしてカジノ法案の成立など、熟議とは程遠く数の力で推し進める国会運営のひどさに、気持ちが塞がるばかりです。
それでも、小平・生活者ネットワークでは地域政党として、足元からできることを進めていこうと地域で平和を考える活動を組み立ててきました。総会方針に基づき、5月と12月に憲法を学ぶ連続学習会を開催し、多くの市民の方に参加いただけたことは希望につながりました。また7月の参議院選挙では生活者ネットとして初めて比例代表選挙への取り組みも行いました。結果は残すことはできませんでしたが、国の政治を変えるために、国政に市民の議席を得てネットがめざす市民政治を実現が必要であることを再確認しました。

新しい年のスタートにあたり、国政、都政、市政いずれも課題は山積していますが、これからも地域でできることを市民のみなさんとともに地道に進めていくしかないと思っています。7月には都議会選挙も予定されています。現在東京・生活者ネットワークは4人の候補者の擁立を決めています。全員当選を果たし生活者ネットワークのめざす「自治と参加による市民のための都政」を実現させます。
今年も、仲間とともに精一杯地域で活動していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

小平・生活者ネットワーク 代表 岩本博子