外国人とともに働くこと。暮らすこと。

金曜サロン

 5月の金曜サロンのゲストは、日本人も外国人も心豊かに暮らせるまちづくりの活動をしている小野朋江さんでした。
 夫の留学についてフィンランドに行かれ、言葉の壁の中で感じたカルチャーショック、否応なしに外国人としての自分を意識させられたとのこと。そのような中でフィンランド語を習いに行った時に、フィンランド語でフィンランド語を教えられたが教え方がとても上手だったことなどの経験から、帰国してからは言葉を外国人に教える日本語教師になられたそうです。
 留学生が就職に失敗して帰国する人が多いという現状に気づき、昨年秋には留学生の就職のお手伝いをする人材マッチングの会社を立ち上げて活動中です。まだまだ、日本人がいいという会社が多い中、どんどん体当たりで外国人を雇用するメリット、いろいろな価値観と出会える、いろいろな国籍の人が一緒に働くことの良さを伝えながら、少しずつ道を開いています。中小企業の社長さんは苦労されている人が多いので、きちんと話すとわかってくれることも多いそうです。

 最後に、阪神淡路大震災の時に、実際にラジオで流れた文章を元に、外国人にいかにやさしい日本語で必要なことを伝えるか・・をクイズ形式で行いました。