小平市長選挙にむけて

 小平・生活者ネットワークは、自治・参加・協働をテーマに活動しています。
 いま、超高齢社会に突入し、いっぽうで少子化に歯止めがかからないまま、介護や子育てなど経済政策だけでは解決できない生活課題が山積しています。また、次世代に希望ある未来を引き渡すために地球環境に付加を与えない循環型社会をめざし、エネルギーシフトやごみ問題などへの取組みを推進していくことも喫緊の課題となっています。
 こうした目の前に見えている課題を解決するためには、行政がすべてを決めるのではなく大事なことは市民が決めることができるしくみを広げ、市民と共に事業をつくりあげること、そのために必要な情報を公開する――といった姿勢がますます重要になっています。まだまだその完成形とは言えない小平の市政ですが、真の自治を実現するため、今後も引き続き粘り強く働きかけていかなければなりません。
 小平・生活者ネットワークは、この考えのもと、市民にとって豊かな地域社会を切り拓くために以下の政策の実現をめざすことを合意し、3期目の市長選挙に挑戦する小林正則市長を推薦することを決定しました。
 今後も二元代表制のもと、行政とは緊張感ある関係性の中で監視と提案を行い、対立ではなく対話型のまちづくりに尽力していきます。 

<小平・生活者ネットワークの市長選政策>
  1. 無作為抽出等による市民討議会の開催など、新たな手法の導入で市政への市民参加の機会を広げ、具体的な施策に反映させる
  2. 市民生活の多様な課題を効率的、効果的に解決するため、縦割りの弊害をなくし、横断的に事業にとりくめる体制をつくる
  3. 市民等提案型まちづくり条例についてのセミナーなどを、地域ごとに開催することに努め、市民が条例を活用できるようにする
  4. 駅周辺の整備については、計画段階から広く市民への情報提供を行い、超高齢化、人口減少社会を見据えてコミュニティの再生などソフト面を重視したまちづくりを市民参加ですすめる
  5. 「福祉のまちづくり条例」は小平市の地域特性に合わせて見直しをする
  6. 男女共同参画センターの運営形態を見直し、男女平等施策の推進拠点としての位置づけを強化する
  7. いじめなど子どもの人権侵害に対応するため相談・調整・解決を図るための機能をつくる
  8. 次世代育成部、教育委員会、健康福祉部が連携し子どもの権利の視点から子どもの貧困対策に取り組む
  9. 子どもからおとなまでニーズに合わせた相談・支援を行う発達支援センターをつくる
  10. 公園や広場の見直しを行い、子どもが自由にボール遊びなどができる環境をつくる
  11. 教育委員会と健康福祉部の連携で、10代からの精神保健対策にとりくみ精神疾患への理解と支援をすすめる
  12. 市民活動やNPOへの助成金を使いやすくするとともに選定の際には公開プレゼンテーションを行う
  13. 地域から脱原発を発信し、再生可能エネルギーへの転換をすすめる

  14. 地域エネルギービジョンを活用し、さらなる省エネと温暖化防止策をすすめる
  15. ごみの減量に向け3Rの優先順位を明確にし、2R(リユース・リデュース)をすすめるためのとりくみを積極的に行なう
  16. 水収支を把握し、地下水の涵養をすすめる
  17. 公共施設でのせっけん利用を徹底する