今回のゲストは人の泉・オープンスペース“Be!”の活動をしている佐藤由美子さんと日高洋子さんのお二人。
活動を引きこもりの若者の支援という風に理解していましたが、お話の中でまず、引きこもり、ニートというくくりでくくられた人という言い方には抵抗があると。はっきりと障害名がつくわけではないが、何らかの困難のある人や、自分の力だけでは社会への参加がしにくい青少年など、年齢、背景は限定していないとのことです。公立の中学校の教師、フリースクールの教師などを経験された中で感じられた、生きにくさから、１２年前にこの活動を始められたそうです。
学校へ戻る、就労へのステップというよりは、その人がホッとできる場づくりを大切にしている活動です。週に２回からスタート、いつも「おいしいもの」と「あたたかいつながり」のあるところです。
また、教会の一角を借りてフリーマーケットも年に１０回開催しています。お話を伺うと、とても大変な活動だと思いましたが、「大変な部分もあるけれど、楽しんでいる部分もあります。きっと人間が好きなんですよ。」と話される言葉が暖かでした。
「安心してそこにいることのできる場所」の大切さを感じました。
