3月金曜サロン  スェーデンでの暮らしについて

  今回のゲストはネットメンバーの友人の岡村さん。スェーデンで25年間暮されています。今回一時帰国されたので、あちらでの生活ぶりなどお話を伺いました。
 住んでいるのはストックホルムの北1000キロくらいのところにあるルレオという人口7万5千人の町です。言葉はスェーデン語、地理的に近いこともあり、ノルウェー語、デンマーク語は似ていて何となくわかるとのことです。現在は大学で日本語を教えていらっしゃるとのこと。
 高負担、高福祉といわれるスェーデンですが、消費税は25%、丁度日本でも消費税が8%になる直前でもあり、それで国民の不満はないのかを伺ったら、それなりに政府のやることを信じているから・・・それほど不満には思わないとのことでした。 医療費は初診料のみで、後はすべて無料です。最初にかかる診療所は住んでいる地域で決められていて、そこから専門医へ振り分けられるとのこと。
 また、大学は入学テストがあるが、高校は入学テストはなく、教育費は小学校からすべて無料です。義務教育は9年間。保育園は誰でも入れることになっているが、働いていないと預けられる時間が短い(2時間くらい)とのこと、最近はベビーブームに施設が追い付いていけなくて待機児問題もあるとのことです。給食ももちろん無料だが、食材のことなどの問題もあります。
 今の政権は4政党による連立政権、女性の閣僚は40%くらい。企業なども50/50といいながらもなかなかそうはならないそうですが、日本とは比べ物にならないくらい女性の幹部が多いそうです。
 ゴミの問題は、ペットボトルは多いがデポジット制がいきわたっている。自動販売機は少ない、コンビニはセブンイレブンがあるそうです。
 帰国後、お疲れのところすぐにいらしていただいたような形になりましたが、そのほかにも国民性やお年寄りのこと、バカンスの過ごし方など様々なジャンルについて参加者が疑問に思ったことをお尋ねし、話していただきました。