小平・生活者ネットワーク2015政策「活かそう!市民の力」

 12月7日、「活かそう!市民の力 小平・生活者ネットワーク2015政策発表集会」
を開催しました。
 当日は白梅大学学長 汐見稔彦さんにもお話をしていただきました。 
 市民と生活者はこれからのキーワードになる、散歩したくなるまちをめざして・・・など、政策に盛り込まれた項目にもメッセージをいただき、おおいに元気をいただきました。

 

 

小平・生活者ネットワーク2015政策
    ~活かそう!市民の力~
 

大事なことは市民が決める
◇自治するまちをつくる
 ●参加と協働で市民の力を活かすまちをつくる
 ●駅前整備や道路建設など都市計画に市民の声を反映させる
 ●議会基本条例を活かし市民とともに考え提案できる議会にする

 ◇平和と人権を守る
 ●おとなも子どもも憲法について自由に学び発信できる場をつくる
 ●DV・性暴力を許さない地域社会をつくる

 まじって暮らす共生のまち
◇子どもは社会が育てる
 ●安心して預けられる質の高い保育施設を増やし待機児をなくす
 ●一人ひとりの子どもの育ちを支える発達支援センターをつくる
 ●子どもオンブスパーソン制度をつくり子どもの権利擁護をすすめる  ※注1
 ●プレイパークやボール遊びのできる公園を子ども参加でつくる
 ●子育て中のお母さんやお父さんが地域でつながり活躍できる場をつくる
 ●子どもが希望を持って生きられるよう学習や生活の支援を行い、貧困の連鎖を絶ちきる

◇高齢になっても障がいがあっても地域でみんなと暮らす
 ●歩いて行ける場所に認知症カフェをつくる
 ●介護と医療の連携で当事者を支えるチーム体制をつくり、住み慣れた地域で最期まで暮らせるまちにする
 ●往診や相談ができる、かかりつけ医や訪問看護を増やす
 ●ひきこもりや精神疾患の人や家族が気軽に相談でき、専門機関につながる場をつくる
 ●高齢者や障がい者が外出しやすくなるよう公共の移動手段を確保する

 ◇  年齢、性別、国籍を超えてつながる
 ●男性も女性も子育や介護、家事など生活者としての時間が持てる社会をつくる 
 ● 空き家の活用で、若者が地域参加しながら住まうことができるシェアハウスをつくる
 ●性同一性障がいなど性的マイノリティへの理解をすすめ共に暮らせる地域をつくる
 ●外国人の声を施策に取り入れ多文化共生のまちをつくる

 ◇だれもが希望を持って働く
 ●シングルマザーへの経済支援と就労支援を充実させる
 ●働く人の権利や社会保障について中学校のキャリア教育で教える

 まちを元気にする
◇ 食と農と緑をつなぎ、にぎわいのあるまちをつくる
 ●玉川上水や野火止用水、狭山境緑道沿いに地場産農産物の市やカフェを点在させグリーンロード・マルシェ構想をつくる
 ●空き家を活用して、コミュニティ・ダイニングや子育てカフェなど地域のたまり場をつくる
 ●「みどりのグランドデザイン」をつくり緑地の公有化をすすめみどりを残す

 ◇  環境・福祉優先のまちづくりで次世代への未来を拓く
 ●車社会を見直し、だれもが安心して買い物や散歩ができる人優先のまちづくりをすすめる
 ●自転車ナビマークや専用レーンを広げ、歩行者と自転車が安全に通行できる環境を整備する
 ●リサイクルの徹底とともに、リユース容器やデポジット制度を導入する店を表彰するなどごみの発生抑制をすすめる
 ●食の安全や有害物質、電磁波などについて消費者の立場で学び、情報発信できる場をつくる 

 ◇ 人と環境に配慮し災害に強いまちをつくる 
 ●自治会のほか小学校区ごとに防災の地域コミュニティをつくり、実践的な防災訓練を行う
 ●防災の視点からも地下水の保全や雨水の浸透、貯留をすすめる
 ●災害時に女性や子ども、高齢者、障がい者に配慮できるよう日常的に男女平等と人権の視点で施策をすすめる 

脱原発―地域からエネルギーシフト
◇  新たな発想と技術でエネルギーをつくる
 ●市民共同発電所への支援や蓄電システムの活用で、太陽光や太陽熱などの利用を広げ地域で再生可能エネルギーを生み出す
 ●市民の節電意識を活用し小平に節電所をつくる ※注2

 ◇放射能から子ども守る
 ●給食の食材や校庭や園庭での放射能測定を継続する
 ●保養活動や避難者支援を行い、被災地の子どもたちの育ちを応援する

注1 子どもオンブスパーソン
 子どもの人権擁護・救済のための公的第三者機関。いじめ、体罰、虐待等で苦しむ子どものsosを受けとめ、子ども自身が権利の主体として問題解決に取り組めるよう支援する。
注2 節電所
 節電によって減らした電力分が新たな電力として生み出されると捉える考え方。節電を勧めることで小平に架空の節電所をつくることを提案。