新しい年を迎えて

 昨年は、火山の噴火や、大雨による河川の氾濫など自然災害の発生や原発の再稼動、そして安保法制の成立など、わたしたちの暮らしを揺るがす大きなできごとが続いた1年でした。この間、国会前で、あるいはそれぞれの地域で脱原発や安保法制反対の動きが広がり大きなうねりとなりましたが、安倍政権は国民の声には全く耳を貸さず暴走を続けています。
 また、国内はもとより国際的にも貧困や格差が広がり、こうした状況がもたらすさまざまな悲劇が世界中で起きていることを目の当たりにする年でもありました。出口が見えない暗闇の中で、どう解決しどのような社会をつくっていくのか―わたしたちが望む平和な社会を築いていくためわたしたちひとり一人が考え、行動していくことが今まさに問われています。
 こうした状況の中でもこれまで政治に無関心といわれてきた大学生や高校生などの若者も立ち上がり行動し始めたことは大きな希望です。来年夏の参議院選挙では初めて18歳選挙権が適用されます。若い人たちへのシチズンシップ教育をすすめ、政治がわたしたちの暮らしの中にあるということを改めて発信していくことが重要になってきます。

  さて、小平・生活者ネットワークでは、昨年4月の統一地方選挙において3度目のローテーションを成功させ、日向みさ子、平野ひろみ、さとう悦子の3人が当選を果たしました。新しい体制のもと、議会はもとより地域の中で市民のみなさんともつながりながら元気に活躍しています。2016年も3人の議員を中心にメンバーが力を合わせ決してあきらめることなく地域から一歩ずつ民主主義を実現するため活動をすすめてまいります。

 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

                                    岩本博子