10月金曜サロン 視覚障がい者への支援
今回のゲストは「中途視覚障害者 PC 勉強会」小平の羽鳥富三さんです。
羽鳥さんは40歳くらいまでは見えていたけれど、その後網膜の病気で失明されたとのことです。
点字を始めたけれどなかなか覚えられなくていましたが、そのうちにパソコンが普及してきたので、そちらを勉強して使えるようになりました。平成13年に小平市内の視覚障がい者の有志が集まって、勉強会を発足。音声読み上げソフトをインストールしたパソコンがあれば、中途視覚障がい者も、普通の人と同じくらいの情報を得たり、発信することができます。自分のできる形で地域社会への恩返しをと、現在も毎週パソコンの教室で、お互いに教えあったり交流しています。
長年の活動や市への要望を続ける中で、すべての図書館で対面朗読をやってくれるようになったそうです。公共の施設にはぜひ、インターネット環境を整えてほしいとのことです。
目が不自由になられる前は、小平市の福祉施設で調理関係の仕事をされていたとか、食事改善をがんばってきたことは誇りですとおっしゃっていました。
最後に、参加者が羽鳥さんのパソコンで自分の名前を入力、一文字ずつ音声で知らせてくれるのが新鮮でした。