金曜サロン 共認共生のむらづくり
金曜サロンは、地域で活動している方をお招きして、じっくり話を伺うひとときです。今月は「共認共生のむらづくり」と題した、佐藤大介さんのわくわくするお話でした。
本来は建築士の仕事をしているが、住んでいる小平でなにかできないかと、仕事をもちながら地域で関わりをつくりたいと思い、土日にあすぴあスタッフとしての仕事をはじめたそうです。
共生と共認とは
タイトル―「共生」というのは、ともにたすけあっていく社会。
また、「共認」とは? みとめあう、存在を認めるということ。つまり、在るものを無視しない、ありのままを認めるということ。
「むらづくり」って? この時点では、あまりピンとこなかったのですが、その後のお話から楽しいまちづくりへの展開につながります。
むら社会はたすけあいのコミュニティ
「むら」社会では、互いに助け合っていた。共同作業をとおしてコミュニティがあった。家族だけではできないことだから、「むら」では、たすけあいが普通のことだった。
この「むら」づくりの考え方をまちづくりに生かす、そこからヒントを得て、新たなデザイン、考え方をみいだすことができると、佐藤さんは、終始、にこやかに穏やかに語ります。
雇用されることが普通と思わされてきたが…
家族のありようを考えると、家族の中にもそれぞれ役割あって、そのことで尊厳を保っていることを改めてみることができる。
佐藤さんは、そんな尊厳をもって、この小平で濃い関係をつくる! と目を輝かします。それには、町内会程度の歩いて行ける範囲でつくられる場所、核となるところが必要です。そこから情報発信し続けること、できることの情報、あつまる場所とかを発信し続けること。お金のやりとりなしでこのような活動をすることは、これも一つの「経済活動」であると考えている、との語りに深く頷いたのでした。
楽しい場所に人が集まる
佐藤さんは自分も農業をしている、とこれも嬉しそうに楽しそうに教えてくれました。人間以外と、例えば土に触れるとか、そこは楽しく学べる場所だ。人は楽しい場所に集まってくるんだよね。そして、自給自足的なこころみがコミュニティの中で生み出される。小平にも農家レストラン、とかあったらいいな!などなど。
市民による経済を廻していく、地域循環のまちづくりは、みんなでつくっていく楽しさがあると考えるとなんだかわくわくしてきて、みんながにこにこ顔になり、続・金曜サロンの企画の話で盛り上がりました。