新しい年に向けて ~地域からジェンダー主流化へ

瑞牆山から

昨年6月に、ジェンダーギャップの解消を目指す「候補者男女均等法」が改正されました。都議会議員選挙では41人の女性が当選し都議会の女性議員比率が3割を超えました。しかしこの流れが秋の衆院選に続くことはなく、国の女性議員の割合は前回より下がり、投票率は戦後3番目に低い結果となりました。

2年に及ぶ新型コロナウイルス感染症は公衆衛生の危機のほか、低所得者、女性、高齢者など社会的弱者に打撃をもたらし格差が顕在化し、特に女性の自殺者が増加しました。1年遅れて開催された東京オリンピックでの女性蔑視発言などがあり、多様性やジェンダー平等とは謳いつつも女性を取り巻く状況は変わっていません。だからこそ今後も女性議員を増やすために声を上げ続けていかなくてはなりません。女性だからこそ気付ける小さな声を政治に届け、だれもが暮らしの豊かさを実感できる社会をめざします。

 

生活者ネットワークは1977年に「グループ生活者」として結成してから小平を含め35の自治体で活動を続けてきました。世界の中でもこれだけ長く続いている女性政党はありません。

小平・生活者ネットワークは昨年30周年を迎えました。市民の代理人としてこれまで8人の女性議員を市議会に送りだし、現在はさとう悦子、山﨑とも子、山浦まゆみの3人が活動しています。

これからも自治と参加を基本とし、情報を収集発信して市民としてまなび考えていく場をつくっていきます。市民一人ひとりの声を丁寧にきき、生活と政治をつなぐパイプ役として活動をすすめていきます。

今年もどうぞよろしくお願いします。