新しい年に希望を寄せて
~設立から35年、今年も生活者の目線で地域から活動をすすめていきます
昨年を振り返って
昨年は、元旦早々に能登半島地震が発生。さらに9月には豪雨災害にも見舞われ多くの方が犠牲となりました。発災当初の避難所は体育館での雑魚寝や仮設トイレの衛生状況の悪さなど阪神淡路大震災から30年が経つというのに過酷な環境はまったく改善されておらず、国や自治体の対応の酷さが露呈し、改めて災害時の備えと迅速な対応が迫られました。夏の猛暑は2年続けての記録となり、わたしたちの暮らしを直撃し続ける物価高騰や、「闇バイト」と呼ばれる犯罪などが大きく報じられた年でもありました。
政治状況をみると、自民党派閥による裏金問題をきっかけに9月に岸田政権が退陣。10月の衆議院選挙の結果、自民党は大敗し15年ぶりに自民・公明の与党が過半数割れする結果となりました。国民の政治への怒りによって、数の力で物言わせてきた自民一強時代の驕りの政治が終わり、野党との幅広い合意形成がなければ政策が進められなくなりました。早速、政策ごとに与野党の協議が始まっており、本来の姿である熟議による政治が進むことを期待します。
一方、世界に目を向けると、分断と紛争は終わりが見えず、無秩序な戦争の巻き添え被害を受けて何の責任もない子どもたちを含めた多くの命が日々失われており、胸が塞ぎます。武力ではない解決策を見出し一刻も早く安全で平和な暮らしを取り戻せるよう国際政治が機能することを願うばかりです。
小平・生活者ネットワーク設立35年
市民政治の実現をめざして1991年に小平・生活者ネットワークを設立。今年2025年は小平ネットが誕生して35年目という節目の年となります。
「政治は生活を豊かにする道具」であるということをモット―に、一貫して政策の柱に掲げる「自治」と「参加」をすすめるために、今年も弛まず活動していきます。
どうぞよろしくお願いします。