設立25周年記念講演会「絵本から学ぶ命と平和」を開催
~これからも地域から平和を訴え行動していきます
今年、小平・生活者ネットワークは設立25年目を迎えました。初めての議員を議会に送り出して四半世紀が経過したことになります。この間一貫して政治は生活を豊かにする道具であることを訴え、現在は市民の代理人として日向みさ子、平野ひろみ、さとう悦子の3人が市議会議員として議会の内外で活躍しています。これまでの生活者ネットの地道な活動の蓄積と政治姿勢が地域での信頼を得、評価されてきたからこそ今があるものと自負しています。
この節目の年にあたり、現政権のもとで非常に危うい状況になっている平和や憲法の問題にきちんと向き合う場をつくっていきたいとの思いで、12月7日に憲法をテーマに講演会を開催しました。「憲法」というだけで難しくてわからないとう若い人たちにも参加してもらえるよう、講師には子育て中の人たちに身近な絵本を切り口に平和や命についてわかりやすく語ってくださる山崎翠さんをお迎えしました。
山崎さんは、長年国分寺市でなかよし文庫を主宰されており、子育てにおける絵本の大切さを訴える活動を続けていらっしゃいます。また夫で憲法学者の山崎眞秀氏の遺志を継ぎ、市民が憲法を学ぶ場として国分寺・市民憲法教室を開催され、現在は若いお母さんたちに向けての講演活動にも力を入れて取り組まれています。
当日は、「ころ ころ ころ」「おおきなかぶ」、「おんぶはこりごり」、「ピース・ブック」などの絵本を実際に読んでいただき、想像する力を育てることの大切さ、ことばの力の大きさを改めて参加者とともに共有しました。子どもたちの根っこをきちんと育て、自分で考え行動できる子どもにしていくことが、今とても大事であるとの思いを強くしました。憲法にかかれている自由や権利、個人の尊重などを絵本をツールにわかりやすくお話いただいたことでこれまでとっつきにくかった憲法を身近に感じ、これからしっかり学んでいきたいとの参加者の感想もいただき、わたしたち企画者もとても元気の出る講演会となりました。
山崎さんの「学んだ人は、伝える責任がある」と言う言葉を肝に銘じ、わたしたちの暮らしは憲法によって支えられていること、権力者の暴走をとめるためにも一人ひとりが憲法を知り、これを活かしていくことが大切であることを地域政党として発信していきたいと思います。山崎さんの言葉に力と勇気をいただき、これからもこの小平から平和を訴えこうした学びの場を広げていきます。(岩本博子)